- システムエンジニアが取得すべき、おすすめ資格を知りたい!
- 資格取得にどんなメリットがあるの?
本記事では、そんな疑問を解決します!
システムエンジニアには必ずしも資格が必要なわけではありません。しかし、資格を取得することでスキルアップや年収アップに役立てることができます。
本記事では、システムエンジニアが資格を取得するメリットと、おすすめの資格5選を紹介します。
システムエンジニアが資格を取得するメリット
世の中にはシステムエンジニア向けのたくさんの資格が存在します。これらの資格を取得することには様々なメリットがあります。
①体系的な理解が深まる
資格を取得することで、体系的な理解が深まり、業務に活かすことが可能です。
資格を取得するためには、テキストや問題集を用いて改めて包括的な知識を身に付ける必要があります。資格取得の過程では、以下のような様々な学びがあります。
- 普段の業務では意識できていなかった、細かな知識を理解できるようになる。
- 感覚に頼っていた知識を、体系的な知識に整理することができる。
- 知識の幅が広がることで、視野を広げて仕事することができる。
体系的な知識を身に付けてスキルアップしたい方は、資格取得に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
②転職市場で有利になる
資格を取得することで、ITスキルを客観的にアピールすることが可能です。即ち、転職市場で自分自身の市場価値を高めることができ、キャリアアップの転職に繋がることが期待できます。
特に未経験でのIT業界への転職を考えている場合、資格取得は非常に効果的です。ITスキルだけでなく、未経験の領域にも挑戦していく積極性をアピールすることができますよ!
③資格報奨金や手当てがもらえる場合も
企業によっては、資格を取得することで報奨金や手当てをもらえる場合があります。支給方法は、一時金として支払われる場合や、毎月の給与upとして支払われる場合など様々ですが、資格取得がそのまま給与upに繋がるのはうれしいですよね。
また、企業によっては資格取得に向けた費用を負担してくれる場合もあります。一度会社の資格制度に関して調べてみると、思いがけない形でモチベーションアップに繋がるかもしれません。
システムエンジニアにおすすめの国家資格
それでは、システムエンジニアにおすすめの国家資格を紹介します。
システムエンジニア向けの国家試験としては、IPA(情報処理推進機構)が提供する、情報処理技術者試験がおすすめです。(https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html)
情報処理技術者試験は、試験の難易度・専門性によって区分が分かれています。自分の目指したいITレベルに応じた試験の合格を目指していきましょう。
1.基本情報技術者試験(FE)
システムエンジニアとしてキャリアをスタートする場合、基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。基本情報技術者試験に合格することで、以下をアピールすることができます。
- 情報技術全般に関する基本的な事項を理解し、担当業務に活用できること。
- 上位者の指導の下に、システムの提案・設計・開発・運用を行うことができること。
基本情報といいつつも、合格率は25%程度です。未経験の場合、しっかりとした試験対策が求められます。
2.応用情報技術者試験(AP)
システムエンジニアとして、基本情報技術者からのレベルアップを図るには、応用情報技術者試験を受験することをお勧めします。 応用情報技術者試験に合格することで、以下をアピールすることができます。
- 情報技術全般に関する知識と応用力を保持し、担当業務に活用できること。
- プロジェクトのメンバーとして、システムの提案・設計・開発・運用を行うことができること。
試験形式も、基本情報技術者試験がマーク式で知識を問われていたのに対し、応用情報技術者試験では一部記述式が適用され、知識の応用力が試されます。合格率は20%程度です。
応用情報技術者試験に合格すると、上位資格試験が一部免除となるため、是非合格しておきたい試験です。
3.情報処理安全確保支援士試験(SC) 他
システムエンジニアとして、専門性をアピールする場合、応用情報技術者試験の上位資格にチャレンジすることをおすすめします。特に、情報処理安全確保支援士試験に合格すると、以下をアピールすることができます。
- サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を業務に活用できること。
- サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行えること。
また、合格後に所定の登録手続きを行うことで、IT系初の士業である「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」になることもできます。
サイバーセキュリティは、企業が情報を守るために、ますます注目される分野です。合格率は18%程度と難度の高い資格ではありますが、興味のある方はチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
システムエンジニアにおすすめのベンダー資格
システムエンジニアにおすすめのベンダー資格を紹介します。
ベンダー資格とは、ハードウェア・ソフトウェアといったIT関連の製品を販売する企業(ベンダー)が、自社の製品の操作方法や保守方法などの専門的なスキルを保有していることを認める資格です。
一般的に国家資格と比べて資格取得にかかる費用が高額ですが、AmazonやOracle、Ciscoといった世界的に有名なベンダーが提供する資格ということもあり、資格取得者は国内企業に限らず、外資企業や海外などの世界的に評価されるといった特徴があります。
国家資格が全般的なIT知識が求められるのに対して、ベンダー資格の場合、製品のコマンドや構成といった非常に専門的な知識が求められます。そのため、自分が身に着けたい知識を見極めて資格にチャレンジすることが必要です。
4.AWS認定資格
AWS認定資格は、Amazon社が提供するクラウドサービス、AWS(Amazon Web Services)に関する専門知識を問う資格試験の総称です。クラウドサービスに関する資格として非常に有名です。
AWS認定資格では、レベル・職種、専門知識に分かれた全11種類の認定資格が存在します。(https://aws.amazon.com/jp/certification/)
各認定資格に合格することで、AWSの技術力をアピールすることができます。AWSを始めとしたクラウドサービスは、各企業で導入を開始している一方、その技術者は不足している状態です。今後、益々需要が高まっていく資格の一つということができます。
5.Oracle Master
Oracle Masterは、Oracle社が提供するOracle Databaseに関する専門知識を問う資格試験の総称です。 多くの企業でOracle社のデータベースが活用されているため、その技術者の需要は安定して高いです。
Oracle Masterでは、DB管理とSQLの両方の知識が必要とされるため、幅広くOracle Databeseの知識を身に付けることができます。
まとめ
本記事では、システムエンジニアが資格を取得するメリットとおすすめの資格を紹介しました。自分に合った資格を取得することで、スキルアップや転職に役立てることができます。
今回紹介した資格以外にも、まだまだ魅力的な資格はありますので、是非とも自分の興味ある資格取得にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
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