システムエンジニアがきついと言われる理由は?現職のエンジニアが向いている人の特徴と合わせて紹介

  • システムエンジニアへの転職を考えている方。
  • システムエンジニアに向いている人の特徴を知りたい方。

転職サイトでも求人の多いシステムエンジニア(SE)ですが、「きつい・ブラック」といった噂を耳にすることも多いと思います。

本記事では、現職のシステムエンジニアとして働く筆者が、きついと言われる原因とエンジニアに向いている人の特徴を紹介します。

SEはきついのか?残業時間の平均は20時間

結局のところ、システムエンジニアは、きつくてブラックなのでしょうか?

現職システムエンジニアの立場からの私見は、以下の通りです。

  • システムエンジニアは、きついの?
    →きつい面もあります。きつい時とそうでない時の差が激しい、仕事の波がある職種です。
  • システムエンジニアは、ブラックなの?
    →働き方改革の影響で、労働環境は改善されています。但し、IT業界は多重下請け構造のため、何次請けかで業務内容や労働環境が大きく変わります。事前の会社選びが重要な職種です。
  • ワークライフバランスは保たれるの?
    残業時間の平均は20時間程度です。ワークライフバランスも十分保つことができます。
  • システムエンジニアは、おすすめできない?
    →いいえ。働く上で数多くのメリットがあり、おすすめできる職種です。

ブラックという噂も多いシステムエンジニア。きついと言われる側面があるのは事実です。しかし、それ以上に働く上でのメリットも存在します。

システムエンジニアに適性のある人は、ぜひともおすすめしたい職種です!

<関連記事>
SIerってどんな仕事?現職のシステムエンジニアが仕事内容や特徴をわかりやすく紹介します!

きついと言われる理由は?

システムエンジニアには、きついと言われる理由があります。これを理解せずに転職してしまうことは、会社と転職者の両方にとって損な結果に繋がります。

ぜひ、きついと言われる理由を、IT業界の特徴として捉えて、向き・不向きの参考にしてみてください。

①顧客からの要望が高まりやすい

昨今のデジタルトランスフォーメーションに代表されるように、顧客はシステムによる業務改革を期待しています。そのため、対応を間違えると顧客からの要望が高まりすぎ、無理難題に悩まされることに繋がります。

ITリテラシーの低い顧客だと、「AIで何でもできると思っていた。」という風に、言葉尻だけが独り歩きしてしまう場合もあるため注意が必要です。システムエンジニアを目指す方は、そうならないための顧客とのコミュニケーションスキルが重要になりますよ。

②見積もりや納期がタイトになりやすい

システムエンジニアは、目に見えない技術力を売り物にしていることから、見積もりや納期がタイトになりやすいことが特徴的です。

顧客からの追加要望や仕様変更に対応しているうちに、どんどん納期が厳しくなってしまった場合は目も当てられません。そうならないために、システムエンジニアを目指す方は、タスク管理やスケジュール管理といったビジネススキルを磨くことも重要になります。

③ITトレンドの変化が激しい

IT業界は、非常にトレンドの移り変わりが激しい業界です。システムエンジニアは、過去~未来を含め激しく移り変わるITトレンドに対応する必要があります。

ITトレンドの対応とは、最新技術だけに留まらず、数十年前の過去の資産にも対応する必要があるということです。金融系などでは、COBOLといった数十年前に流行した言語で作られたシステムが、まだまだ現役で稼働しています。こういった、過去~未来までを含めたITトレンドの変化に対応するために、システムエンジニアは、日々新しいことを吸収していくモチベーション管理のスキルも必要です。

④突発のシステムトラブル対応が発生する

システムの維持・保守を行っているエンジニアの場合、突発のシステムトラブルに対応する必要があります。即ち、早期解決を図るための、深夜・土日祝での突発対応がどうしても発生します。

このようなトラブル対応を扱うことから、システムエンジニアは、ある種の割り切りを持ったストレス耐性も必要になってくる職種です。

SEとして働くことにはメリットが多い

このように、きついと言われる側面も存在するシステムエンジニアですが、働く上でのメリットが多数存在します。

①スキルが身に付き、市場価値が高まる

システムエンジニアとして働くと、幅広いスキルを身に付けることができ、転職での市場価値が高まります。終身雇用制度から、転職が当たり前の時代になってきた現代において、手に職をつけることができるのは、大きなメリットですね。

②平均年収が高い

日本人全体の平均給与は433万円であるのに対して、システムエンジニアの平均年収は568万円~627万円と、平均よりも年収が高いことが特徴的です。
<参考記事>
システムエンジニア(SE)の平均年収はいくら?年齢・経験・男女による違いは?

また、システムエンジニアの持つ技術力を活用すれば、クラウドワークスなどのクラウドソーシングを活用することで、副業でがっぽり稼ぐこともでき、おすすめです。

クラウドワークス

③仕事内容にやりがいを感じやすい

システムエンジニアは、仕事内容にやりがいを感じやすい職種です。顧客から感謝される、自分のスキルが評価される、チームでプロジェクトをやり遂げたことに達成感を感じるといった声も多く聞きます。働く以上、やりがいを感じ取りやすいかどうかは重要なポイントですね。

システムエンジニアに向いている人の特徴は?

それでは、システムエンジニアにはどのような人が向いているのでしょうか。システムエンジニアへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

①色んな人とのコミュニケーションが好き

システムエンジニアは、顧客やチームメンバーなど、様々な人とコミュニケーションする機会が多いです。色々な立場の人とコミュニケーションするのが好きという人はシステムエンジニアに向いています。

②新しいことにチャレンジすることが好き

IT業界は、非常にトレンドの変化が激しい業界です。新しいことにチャレンジするのが好きで、積極的に変化を楽しむことができる人はシステムエンジニアに向いています。

③ストレス耐性がある

システムエンジニアには、確かにきつい側面があります。ストレスをバネに成長することができるようなストレス耐性を持っていることはシステムエンジニアに求められる特徴の一つです。

向いている人、SEはおすすめです

本記事では、システムエンジニアがきついと言われる理由と、どのような人が向いているのかを紹介しました。

システムエンジニアには、きついと言われる側面と働く上でのメリットが存在します。システムエンジニアに向いていると感じた人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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