- 今の職場が嫌で、漠然と転職を検討している。
- 転職が上手くいくかが心配で踏ん切りがつかない。
このような悩みを抱えている人向けに、転職活動を行う前におさえておきたい4つのポイントをまとめました。転職は環境の大きな変化になるため、できる限り成功させたいですよね。自身の納得いく形での転職活動を行うことができるように、是非転職前の頭の整理の参考にしてみてください!
はじめに
転職市場は求人増加傾向、おすすめはIT業界!
コロナ禍の影響も収まりつつあり、全体の転職求人は増加傾向にあります。転職サイトなどに登録すると多数の求人を確認することができると思います!
近年、特におすすめなのはIT業界への転職です!
2021年度下期のIT業界の転職市場ですが、大手転職サイトdodaの予測によると「ITエンジニアは経験者・未経験とも求人増」です。
またここ数年のIT業界は、AIやIoTの普及に加え、コロナ禍におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)やリモートワークの推進などで、市場規模も右肩上がりが続いています。
このため、IT業界の求人数は増加傾向にあり、おすすめの業界の1つです。
転職する前におさえておきたい4つのポイント
転職は人生における大きな決断の1つです。十分に検討し、納得感のある形での転職を実現したいですよね。転職を考えている人は、以下に紹介する4つのポイントを押さえて、是非より良い転職を実現するための参考にしてみてください!
POINT1.転職理由を分析する
自身が転職を考えている理由を今一度分析することは重要です。なぜなら、転職理由を捉え間違うと、転職をしても不満が解決されない場合もあります。逆にあなたが抱えている不満が、転職以外の手段で解決できるかもしれません。
今一度、以下のポイントを意識しつつ転職理由を分析することがおすすめです。
- 紙とペンを用意して、転職理由をとにかく書き出す。
- 曖昧な心境や状況を、可能な限り言語化してみる。
- 今の職場の悪いところだけでなく、良いところも合わせて書き出す。
- 書き出した内容の相関関係を繋いでみる。
- 自分で解決できる問題と、できない問題を切り分ける。
転職すべきか悩んでいる場合は、今の職場の不満を自分で解決できるか考えることが重要です。
自力で解決できる問題なら、是非前向きに今の職場環境の改善に取り組んでみましょう!
チャレンジした行動は、将来的にもあなたの力になりますよ!
また、もしも自力での解決が難しい場合、今の職場には見切りをつけて転職活動をスタートすることも解決策の1つです。
転職活動を行う前には、自身の納得感ができるまで転職理由の分析を行うことをおすすめします。
POINT2.キャリアの棚卸を行う
転職活動を行う前に、自分自身のキャリアの棚卸を行いましょう。棚卸を行うことで、現在の職場で「どのようなスキルを身に付けることができたのか」が客観的に見えてきます。また、合わせて当時の心情を整理することで、自分自身の興味・関心に関しても頭の整理を行うことができます。
キャリア棚卸で押さえておきたい項目例は以下の通りです。
項目 | 説明 |
業務概要 | 自分が担当していた業務概要を記載する。 内容を第三者が把握できるように、以下の項目を記載する。 業務規模、期間、担当した工程、業務スキルなど |
役割 | 管理職、リーダー、スタッフなどの自身の役割を記載する。 |
実績 | 定量・定性効果を挙げて、業務成果をアピールする。 また、個人での実績も合わせて記載する。 |
習得スキル | 資格や取得した能力、知識を記載する。 |
★楽しかった点 | 当時の心情を率直に記載する。 |
★辛かった点 | 当時の心情を率直に記載する。 |
キャリアの棚卸を実施することで、自分自身の振り返りを効率的に行うことができますよ!
POINT3.将来のキャリアデザインを行う
キャリア棚卸で振り返りが完了したら、今度は将来のキャリアデザインを考えていきましょう。キャリアデザインを行うことで、「自分が仕事に求めること・譲れないもの」 が見えてきます。
キャリアデザインを行う上では、「Will・Can・Must」のフレームワークがおすすめです。
項目 | 説明 |
Will(したいこと) | 仕事において「自分がしたいこと」を記載します。 自分自身の素直な想いを書き綴りましょう。 |
Can(できること) | 仕事において「自分ができること」を記載します 。 |
Must(すべきこと) | 仕事において「自分がすべきこと」を記載します 。 周囲からの期待や義務が挙げられます。 |
転職を見据えたキャリアデザインを行う上で大切なことは、以下の2点です。
- 自分自身の素直な想いを書き綴ること
- 棚卸結果と合わせて、今の職場で満足しているところを押さえること
よくある転職の失敗事例は、今の職場で満足していたことができなくなってしまうことが挙げられます。キャリアデザインを行う上では、キャリア棚卸結果と、Will・Can・Mustの結果を対比させて、「今の職場で自身の本当にやりたいことができるのか?」を納得いくまで考えていきましょう。
POINT4.自身の市場価値を調査する
これまでの振り返りを行ったうえでも、転職を行う意思が変わらない場合は、実際に自身の市場価値の調査から始めていきましょう。いくら自分のやりたいことが明確になっても、それに見合うスキルを持っていない場合は、残念ながら目標を実現することはできません。
市場価値の調査におススメの手法は、転職エージェントを活用することです。
転職エージェントとは人材紹介サービスの一つです。優秀な人材が欲しい企業と、良い企業で働きたい求職者との間に立って、求人の紹介や企業の詳しい情報を提供してくれます。
自身の市場価値の指標は、エージェントからの求人の紹介数です。転職エージェントからの紹介求人数が多いということは、転職のプロ目線から見ても、企業に紹介できるに足る人材であると言い換えることができ、自身の市場価値が高いということを意味します。
また、転職エージェントからの紹介求人に目を通すことで、実際に求められるスキルや働くイメージを深めることもできるので非常におすすめの方法です。
おわりに
本記事では、「今の職場を辞めて転職したい」と考えている人向けに、転職する前に意識しておきたい4つのポイントを紹介しました。後悔しない転職を実現する上で重要なことは、自分自身の納得感です。
是非、本記事のポイントを参考に、自身の納得いく形での転職を実現して頂ければと思います。