こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
男性も子育てに参加する時代になり、パパの育休取得率も徐々に上昇傾向にあります。ただ、普段は仕事で忙しいパパが、急に育休を取得しても、何をしたらいいか迷ってしまいますよね。
本記事では、実際に私が育休を取得した時に、やってよかった・もっとしておいたらよかったと感じたことリストをまとめました!
記事前半では、男性の育児休業の実態や取得するメリットを紹介。記事後半では、育休期間にやるべきことリストをまとめています。
育休中のパパさんや、これから育休を取ろうか悩んでいるパパさんは、ぜひ参考にしてみてください!
男性の育休取得の実態は?
近年は働き方改革の影響もあり、男性の育休に対する考え方は変わりつつあります。男性の育休取得の実態はどのようなものか、改めて振り返ってみたいと思います。
①男性の育休取得率は12.7%
2020年の民間企業に勤める男性の育休取得率は12.7%と過去最高の値を示しています。男性の育休取得は、まだまだ当たり前の働き方とは言えませんが、働き方改革の後押しもあり徐々に増加傾向にあるようです。
②育児休暇中の給与面の不安は?
育休期間中の給与面の不安を感じる人は、多いのではないでしょうか?
育休期間中は、給与を無給とする企業が多いものの、雇用保険からの育児休業給付金や各種社会保険料の免除を考慮すると、7割~8割程度の収入を確保することが可能です。
細かな取得要件や、保険料の免除額は所属する企業の健康保険組合などにより異なりますが、給与の大部分をサポートしてもらえるのはありがたいですね。
- 育児休業給付金
最初の6か月:休業開始時賃金日額×支給日数×67%
6か月以降:休業開始時賃金日額×支給日数×50% - 社会保険料の免除
月収の14%程度 - 次年度の所得税や住民税の負担軽減
これらのサポートを受けることで、給与面の負担が軽減され安心して育児に専念することができますね。育休取得を考えている方は、人事部に給与面の問い合わせをしてみることをおすすめします。
③キャリアへの影響は?
育休を取得することで、今後のキャリア形成に不利益を被ることはありません。育児介護休業法にも、育児休業等を契機とする不利益取り扱いを法違反とする旨の記述が存在します。
また、近年では育児休暇の取得率をKPIとして掲げてアピールしている企業も多く、会社レベルでみれば男性の育休取得を推奨している企業も多くあります。
但し、職場レベルでは数か月~年単位で職場の人員に穴をあけることは事実です。育休の取得前には、最低限のマナーをもって、周囲に迷惑をかけないように尽力しましょう。今後も周囲の理解・協力を得るためには非常に大切なことですよ!
- 育休取得は、早めに上司に相談する。
- マニュアルを残して業務引継ぎする。
- 引継ぎする人には、直接お願いする。
また、「育児休暇中の仕事を他の人にお願いする」=「自身の業務を属人的にしない」ということにも繋がります。そういった育休を通した取り組みは、自身のスキルアップにも繋がり、長期的に見た自身のキャリアにも良い影響を与えることができますよ!
パパの育休をおすすめする理由
私自身も第一子が産まれた際に、育児休暇を取得しました。その際に感じた、パパの育休取得をおすすめする理由を3つ紹介します。
①子どもとの時間が増える
子どもの成長をじっくりと見守ることができるのが、育休を取得する最大のメリットですよね。
仕事の時間をまるまる育児にあてることができるので、1日あたり8時間、1ヶ月だと240時間も子どもとの時間が増える計算になりますね!
子どもの成長スピードはすさまじく、日々驚きの毎日です。
育休を取得して、子どもの成長に寄り添うことができる時間は、何物にも代えがたい経験となりますよ!
私の場合、育休中に初めての寝返りに立ち会うことができ、本当に育休を取得して良かったと思いました!
②ママの負担を減らすことができる
子育てに奔走するママさんは、ミルクをあげて、おむつを変えて、赤ちゃんをあやして、寝かしつけをして、その合間に家事をこなして…等と息つく暇もありません。
パパが育児に参加すると、そんなママの負担を半減することができますよ!
育休期間は、普段忙しくて中々磨くことができない育児スキルを磨くために最適な機会です。ママさんをサポートすることができれば、感謝されること間違いなしです。
また、育休期間中に身につけた子育てスキルは、復職後の仕事と育児の両立にも活かすことができますよ!
③将来のことを話し合う時間ができる
赤ちゃんが産まれてからは、生活が劇的に変化するものの、息つく暇もなかったのではないでしょうか。
家事・育児を夫婦で分担することができれば、将来のことを話し合ったり、調べものをする時間を確保することができます。
- 住宅の購入要否、住宅ローン返済
- 2人目、3人目といった将来の家族設計
- 子どもの教育について
- 共働きや転職について
- 車の購入要否 など
ライフプランに関して、じっくりと時間をかけて話し合う機会は、今後は中々訪れないかもしれません。仕事と子育ての両立を目指しているパパさんこそ、一度じっくりと時間をかけて考える時間を確保するのはいかがでしょうか。
パパの育休中にやってよかった・やるべきことリスト
それでは、実際に私が育休を取得した時に、やってよかった・もっとしておいたらよかったと感じたことをリストに紹介します。
①授乳以外の育児・家事
育休期間中に、授乳以外の育児・家事が一通りできるようになることをお勧めします。
パパのできることが1つ増えるごとに、ママの負担を軽減することができますよ!
例えば、以下の育児・家事を育休期間中に身につけることを目標にするのはいかがでしょうか。
- おむつ交換
- 着替え、保湿
- ミルクづくり、授乳後のゲップ
- 離乳食の準備
- お風呂
- 寝かしつけ
- 料理、掃除、洗濯 など
仕事で忙しいときに、新しい育児・家事を身につけることは大変です。だからこそ、育休期間で時間があるときに一通りの育児・家事に慣れておくと、ふとした時にママの手助けができますよ!
②ママの話し相手になる
慣れない育児で、ママも人知れずにストレスが溜まっているものです。そんな時に、話し相手になってリフレッシュに付き合ってあげることも、育休期間中のパパの役割の1つです!
わが子は可愛いものですが、小さいうちはコミュニケーションをとることは難しいものです。赤ちゃんと二人っきりのママさんは、特にコミュニケーションの機会に飢えているものです。
普段の他愛ないことをパパと話すだけでも、ママはリフレッシュになるもの。子育てだけに限らず、心のサポートの面でもママを支えてあげましょう。
③部屋の模様替え
子どもが生まれると、今までと同じレイアウトというわけにはいきませんよね。育休中に、赤ちゃんに合わせた部屋に模様替えしましょう。
- ベビーベッドなどの赤ちゃん専用スペースの確保
- 誤飲に繋がりそうなものの片づけ
- 防音、防振シートの利用 など
ベビーベットや赤ちゃん用品などの専用スペースはもちろんのこと、赤ちゃんが動き回った時のことを考えて誤飲に繋がりそうな細かいものは必ず片付けることをおすすめします。
育休期間で時間があるときに、不用品などの棚卸や、赤ちゃんスペースの確保を行っておくと、育児にも心機一転して取り組むことができますよ!
④子どものお祝い事
時間があるときには、子どものお祝い事に力を入れてあげると、後で振り返ったときに大切な思い出として振り返ることができます。
赤ちゃんが1歳になるまでのお祝い事は盛りだくさん。もしも、時間がなくて出来ていなかったお祝い事がある場合は、育休中に盛大にお祝いしてみるのはいかがでしょうか。
- 生後7日目:お七夜(命名式)
- 生後1ヶ月目:お宮参り
- 生後100日目:お食い初め
- 生後6ヶ月:ハーフバースデー
- 生後1年:バースデー
- 随時:祖父母への顔合わせ など
⑤ライフプランの見直し
子どもが生まれたことをきっかけに、改めてライフプランを夫婦で話し合うこと非常に有意義です。
今後の人生設計にも関わるような内容は、育休期間などの時間があるときに、しっかりと調べて話し合いましょう。
- 住宅の購入要否、住宅ローン返済
- 2人目、3人目といった将来の家族設計
- 子どもの教育について
- 共働きや転職について
- 車の購入要否 など
しっかりと時間をかけて決めていきたい内容は、家族との時間をしっかりとれる育休期間に話し合うことで、今後の人生をより豊かにすることができますよ!
⑥家計の見直し
子どもが増えたことによって、毎月の支出や将来的に必要な資金が大きく変化したのではないでしょうか。子どもを育てるのには3,000万円かかるとも言われています。
育休期間中に、しっかりと時間をかけて家計の見直しを行ってみるのはいかがでしょうか。
例えば、以下のような固定支出を削減できないかを夫婦で話し合ってみましょう。
- 家賃・住宅費
- 通信費
- 保険
- 娯楽費(サブスク) など
子育てにはお金がかかるからこそ、早めに固定費の削減に取り組み、子どものためのお金を貯金しておいてあげましょう。
⑦復職のリハビリ(育児との両立)
育児と仕事の両立を目指した、復職後のシミュレーションをしておくのも有用です。
今までと同じ働き方をしてしまうと、子育ての負荷が高まっている分だけどこかで無理が出てしまいます。どうにか効率化できるところは無いか、普段の仕事を振り返って、復帰後の育児との両立を目指した働き方をシミュレーションしておきましょう。
- 効率化できるツールは無いか
- 他の人に依頼できる作業は無いか
- テレワークなどを踏まえた働き方のプラン など
早く帰って家族との時間を多く持つためにはどうすればよいか、日ごろの業務をリハビリがてら振り返って、効率化できるところはないか考えてみることをお勧めします。
まとめ
最後に、本記事でご紹介した内容のおさらいです。
- 子どもと過ごす時間が8時間/日増える。
- ママの育児負担を分担できる。
- 将来のことを話し合ってライフプランの見直しができる。
- 授乳以外の育児・家事
- ママの話し相手になる
- 部屋の模様替え
- 子どものお祝い事
- ライフプランの見直し
- 家計の見直し
- 育児との両立を目指した仕事のリハビリ
育児休業を有意義なものにして、ぜひとも今後の子育てと仕事の両立に活かしていきましょう!