- 職場ブラックではないはずなのに、退職者が出てしまうのは何故だろう?
- 優秀な若手社員の退職を防ぐための対策法が知りたい!
本記事では、このような疑問を解決します!
優秀な若手社員が辞めてしまうことは、直近の業務負荷増加だけでなく、中長期的な会社の成長にも影響が出てしまいますよね。彼らの退職の真意を探ろうにも、優秀な若手社員ほど立つ鳥跡を濁さずの精神で、それとない理由を残して会社を去っていきます。
本記事では、そんな若手社員が退職する理由と、退職を防ぐための対策法をまとめました。自分の職場は大丈夫か、振り返るきっかけにしていただければと思います!
退職のきっかけ、1位は「やりがいの欠如」
2019年に総合転職支援サービス『エン転職』が1万人を対象に実施した、「退職のきっかけ」についてのアンケート結果が、以下の通りです。
2位 給与が低かった(41%)
3位 企業の将来性に疑問を感じた(36%)
優秀な若手社員は、要領よく仕事をこなせるため、人間関係や極端な業務負荷に悩むことが少ない傾向にあります。終身雇用制度や大企業神話が崩壊しつつある現在、若手社員は目先の労働環境よりも、将来的な自身のキャリア形成を重視しているのかもしれません。
あなたの職場、「ゆるブラック」ではありませんか?
「ゆるブラック」とは?
「ゆるブラック」という造語が、近年広まりつつあります。ゆるブラックとは、働き方変革が広まった影響で極端なブラック労働環境は減りつつある一方、「やりがい」や「成長」を感じることができない職場環境を総称した造語です。
「ゆるブラック」職場チェックリスト
あなたの職場は「ゆるブラック」には当てはまらないでしょうか?以下のような、ゆるブラックの特徴に当てはまる職場は、要注意です!
- 新しいことを試す機会が少なく、保守的な傾向が強い。
- ルーティーンワークが多く、余力を残しても業務を遂行することができる。
- 10年後も、ほとんど同じような仕事をしていることが想像できる。
- 自社でしか通用しない技術が多い。
もしも、ゆるブラックな特徴が多くみられる職場の場合、優秀な若手社員は退職を考えているかもしれません。早急に対策を実施して、職場環境の改善を図りましょう!
若手社員の退職を防ぐための対策法
若手社員の退職を防ぐために大切なことは、将来を見据えたキャリアプランを提示することです!
優秀な若手社員ほど、今の職場で学ぶことがないと判断すると、早々に見切りをつけて転職を進めていく傾向にあります。そうならないように、以下のような対策を実施するのはいかがでしょうか?
①中長期的なビジョンを共有する
若手社員に中長期的なビジョンを共有することで、今後の会社としての成長戦略を理解してもらうことは重要です。自分の職場の将来性を認識することができれば、若手社員も安心して日々の業務に打ち込むことができます。
②短期的な成長目標を明示する
若手社員に短期的な成長目標を明示することで、日々の成長を実感してもらうことも対策として挙げられます。業務にアサインする時などは、期待する役割や身に着けてほしいスキルを明示しましょう。目標が明確化されることで、若手社員のモチベーションアップにも繋がります。また、やり遂げた時の成長実感は、今後のやりがいにも繋がっていきますよ!
③1on1ミーティングで納得感のすり合わせをする
会社としての意向と、若手社員のやりがいがそぐわないことは十分に考えられます。そんな際には、1on1ミーティングで納得感のすり合わせを行いましょう。若手社員とのコミュニケーションを十分にとることで、認識齟齬に基づく離職を引き起こさないようにすることが重要です。
ゆるブラックな職場を改善しよう
本記事では、優秀な若手社員が退職する理由と、退職を防ぐための対策法を紹介しました。
- 中長期的なビジョンを共有する
- 短期的な成長目標を明示する
- 1on1ミーティングで納得感のすり合わせをする
優秀な若手社員は、やりがいや成長する機会を求めています。もし、あなたの職場がゆるブラックに該当するなら、本記事で紹介した対策が職場改善の参考になればと思います!